アバター感想“ジェイクの心境に寄り添う”/あなたという存在そのものが愛おしい

アバター2の感想を書くために、1も書かねば!と思って書くことにしました。さっくり。

ジェイクの心境を中心において観てます。

 

詳細なネタバレは書いてませんが、大筋はざっくり書いているので1回観たよーくらいの人の方が読みやすいかも。

 

空を飛ぶ夢を見るようになった。自身の足で土の感触を確かめられなくなってから。悠々と、何かに縛られることなく心地よい風を全身で感じながら滑空する。そんな夢を見るたびに情けなく呆れてしまう、俺は歩くことすらもできないのに。俺の価値は間違いなく消え去ってしまったのに。 

そんな最中、双子の兄が不慮の事故で亡くなった。科学者として周囲からの信頼も厚く、確実な成功が約束されている兄の死は、退役軍人でしがない年金を頼りに細々と生きるだけだった俺に思わぬ転機を遺してくれた。
なんでも、「アバター計画」なるものがあり、兄とDNAが一致する俺でなんとか代替したいようだ。惑星パンドラ。もはや地球に車椅子の足跡を残すしかない俺にとって、その場所が違う惑星になろうがさほど大きな問題ではない。

Filmarks https://filmarks.com/movies/26320/reviews/145040654

不慮の事故で歩けなくなった退役軍人であるジェイクが、亡くなった兄の代わりに「アバター計画」に参加することになります。

そこで惑星パンドラの文化や自然を少しずつ知っていくのです。

 

最初の方のジェイクがまあやさぐれてるわけです。足の感覚がなくなったことで、軍人であった自身の価値は失われたと思っています。しかも、優秀だった兄の代わりで呼ばれるという状況はやっぱり好ましくもなく。ただDNAが同じというだけ。それにしか価値がないんだと、自分はそれだけなんだと。

 

そんなやさぐれお兄さんが、アバターの力を借りることで足を取り戻してまた大地に足跡を残せるようになる。それだけでそりゃ超嬉しいわけで。しかも、クオリッチ大佐の言うことを聞けばまた軍にも貢献できる。彼が地球で夢見ていた現実が、パンドラでならまた実現できる!そりゃあ嬉しいわけです。

 

そんな中、ネイティリと触れ合うことで心もパンドラへと寄り添っていく。

ここらへんのどちらにつくべきかというジェイクの葛藤が好きです。ジェイク、決して出来た人間ではないというところが良いんですよね。シリーズに一貫して言える好きなところがここです。行動力だけある真っ直ぐな男で、自分の目で見て信じたものを愛するというところを貫くジェイクが大好きだし、アバターの魅力を支えているのは彼のこういった部分でもあるのかなと。

 

ただ、キャメロン監督が最も自身を反映させているのはグレースなんですよねぇ。インタビューでもおっしゃってましたが。おそらくテーマをちゃんと追うなら、グレースの言動に注目するのが1番だと思うのですが、どうも私はジェイクを見ている方が好きだったりします。

ということで、2の感想もジェイク目線で書く予定。